任天堂は9月27日、公道カートレンタル事業「株式会社マリカー」へ不正競争行為と著作権侵害を行ったとして、東京地裁で訴訟を起こしていた件について、勝訴したことを発表しました。
この記事では騒動の詳細や企業についてまとめていきます。
TOP画像引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000072-it_nlab-bus_all目次
株式会社マリカーとは
マリカー(MARIモビリティ開発)は、都内で公道カートのレンタル&ツアーサービスを展開する企業。
マリオなど任天堂キャラクターを含むコスチュームのレンタルも用意しており、
海外からの観光客がカートで列を成して都内の観光スポットを走る光景はよく目にします。
https://japanese.engadget.com/2018/09/27/maricar/
株式会社マリカーは東京をはじめ、横浜や大阪、京都、沖縄と日本の有名観光スポットには必ず存在するほどの企業です。
海外からの観光客が主にこのサービスを利用されるようで、地域にもよりますが1度の利用料はなんと1万円前後、SNSなどでレビューをした場合は7,500円前後でサービスの提供をしているようです。
使用するカートはオートマチック車のため、「普通運転免許(AT可)」を所持していること、外国人であれば国際運転免許証を所持していることが必須条件のようです。
相次ぐカート事故、規制強化を求める声も
30日午後7時半ごろ、東京都港区六本木の外苑東通りで、
「マリカー」と呼ばれる小型自動車のカートが歩道に乗り上げ、飲食店の看板と接触した。
運転していたシンガポール国籍の30代の女性は病院に搬送されたが、軽傷とみられる。
歩道にいた通行人にけがはなかった。
警視庁麻布署が詳しい事故原因を調べている。
麻布署によると、カートは5台連なって走行していた。
このうち女性が運転する2台目が車道からはみ出て歩道に乗り上げ、看板と接触。看板の一部が破損したという。
女性は4月29日に来日した旅行者だった。
https://www.sankei.com/affairs/news/180430/afr1804300023-n1.html
こちらの内容は今年4月の事故ですが、日頃からこうしたカートでの事故は後を絶ちません。
こうした相次ぐ事故を受けて関東運輸局が去年7月、カートのレンタル業者に対して周囲を走行する車両から安易に存在が分かるような装備を設けるよう申し入れていました。
また、人々からはヘルメットの装着などについても意見が挙げられていて、まだまだ危険性の高いサービスとして知られています。