井上嘉浩元死刑囚（オウム真理教元幹部）の両親が再審請求を申し立て！執行当日から葬儀の様子まで明らかに…ネット上での各反応まとめ

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息子の意志を受けて井上元死刑囚の両親が再審請求

http://d.hatena.ne.jp/gyou/20180707/p1

一審で無期懲役、二審で死刑とされた井上元死刑囚は3月、
目黒公証役場事務長だった仮谷清志さん逮捕監禁致死事件について、
「確定判決が認定した仮谷さんの死因は事実と異なる」などと再審を請求。

7月6日に刑が執行されたため、高裁が8月2日付で手続きを打ち切っていた。

弁護人によると、7月中に検察側から新たな証拠が開示される予定だったため、再審請求の継続を決めたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000072-jij-soci

最期まで「真実を明らかにしたい」と繰り返していた井上元死刑囚、両親はその意志を受け、再審を請求した模様です。

上記に加え、「この件に関して死刑判決は重すぎる」とも訴えているようですね。

井上元死刑囚は今年の3月にに「一審の無期懲役判決が正しかったことを裏付ける新しい証拠が出た」として裁判のやり直しを求めていましたが、途中で死刑が執行された形となったため、手続きなどは終了していました。

再審するとなればこの新しい証拠というのが出てくるのでしょうか…非常に気になりますね。

再審請求中の死刑はアリ？法務省、慣例破り次々執行！

https://www.asahi.com/articles/ASL9Q544LL9QUTIL01Q.html

死刑囚が再審請求をしていることは、死刑執行の際に考慮されるべきか。
長年の慣例を破り、請求中の執行が相次いでいることで、こんな議論が浮上している。

法務省は「執行を認めなければ、事実上の延命につながる」との立場だが、
執行されれば取り返しがつかないだけに「慎重な判断が必要」という声もある。

「再審請求中の死刑執行は、憲法が保障する『裁判を受ける権利』を侵害する」。
大阪地裁で現在、死刑囚がこう主張し、再審請求中は執行しないことを求める裁判を起こしている。

https://www.asahi.com/articles/ASL9Q544LL9QUTIL01Q.html

こちらは兄と共謀して2人を殺したとして2000年に死刑の確定した松本健次死刑囚の内容も絡んでいるようで、再審請求を行おうとしている段階のようです。

井上元死刑囚の他にもこうして「冤罪」や「事実と異なる内容」で再審を請求する死刑囚は決して少なくは無いようで、真実を明らかにしたいという気持ちを持っている死刑囚も存在します。

しかし、再審請求には刑の執行を止める効力はありません。

ですが、今までは冤罪の可能性などを考慮し、「再審請求中の死刑執行は原則しない」という慣例があったのだそうです。

こちらについては井上元死刑囚の件でも破られており、現在の死刑執行は本当に「正しい死刑制度」であるのかについては疑問の声も上がっています。