はじめに
高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」を自宅で製造したなどとして、愛知県警は20日、名古屋市緑区の大学1年の少年(19)を爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで逮捕した事が話題になっています。
この記事では事件の詳細や男子大学生についてまとめていきます。
TOP画像引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3435613020082018CN8000/こんな記事もよく読まれています
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目次
爆薬製造の疑いで男子大学生を逮捕
https://www.youtube.com/watch?v=hW_sA0v2a28逮捕容疑は高校生だった16年12月、
当時住んでいた同市名東区のマンションの自室で、約57グラムのTATPを製造。
18年3月19日午後8時半ごろ、同区の公園に持ち込み、起爆剤に火を付けた疑い。
この公園で爆発させたとみられる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3435613020082018CN8000/
なんと逮捕されたのは19歳の少年で、その内容も2年前の17歳の時に爆発物を製造した疑いでの逮捕なのだそうです。
高校生にして爆薬を製造し、テストをしていたなど通常では考えられない行動ですね…
そもそも、爆薬は誰でも手軽に製造できるものなのでしょうか。
少年がとても賢く、何らかのルートで製造方法を知り、薬品類を入手したようにも思えますね…
少年が製造した爆薬、「TATP」とは
https://ja.wikipedia.org/wiki/過酸化アセトンはわずかな衝撃や摩擦、火花で爆発する威力の強い爆薬で、
2015年11月のパリの同時テロでも使用された。
インターネット上には製法を記したサイトがあり、原料の入手や製造も比較的容易で、
欧米では「サタン(魔王)の母」とも呼ばれている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00050051-yom-soci
TATPは日本では「過酸化アセトン」と呼ばれる有機過酸化物の一つで、アセトン、過酸化水素水、塩酸、硫酸などの、比較的日常的な物質で製造が可能な爆薬なのだそうです。
市販の化学薬品などで製造が可能なところから、過激派組織「イスラム国」がテロ行為で使用していたとも噂されています。
その他にも数々のテロ事件で用いられた記録があるだけに、その殺傷能力の高さは恐ろしいもので、「サタンの母」の異名がつくほどです。
少年が公園で起爆させた際、TATPは揮発しやすいため警察でも確認ができていませんでしたが、現場に残されていた容器からTATPの成分が検出、逮捕に至ったようです。