東京都府中市の路上で、現金約3億円が輸送車ごと偽の白バイ警官に持ち去られた「3億円事件」の発生から、10日で50年となります。
この記事では「3億円事件」の詳細についてまとめていきます。
TOP画像引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00010000-yomonline-soci目次
3億円事件の概要
https://matome.naver.jp/名称 | 三億円事件 |
---|---|
日付 | 1968年12月10日 午前9時30分頃 |
場所 | 東京都府中市 |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/三億円事件 |
3億円事件とは昭和43年12月10日、東京都府中市で発生した窃盗事件の名称です。
日本の犯罪しにおいて最も有名な犯罪の一つとして数えられ、あたかも演劇の一部のような犯罪、「劇場型犯罪」に該当しながらも完全犯罪を成し遂げたことで大変有名です。
現金輸送車に積まれた東京芝浦電気(現・東芝)従業員のボーナスであるおよそ3億円が、偽の白バイ隊員に奪われた事件です。
こちらの被害額3億円、現在の価値であらわすとなんと30億円にもなるのだとか。
この事件は犯人が暴力に訴えず計略だけで強奪に成功しているようですね。
3億円事件はなぜ起きたのか
http://check.weblog.to/archives/3569359.htmlこの事件の始まりは日本信託銀行(後の三菱UFJ信託銀行)国分寺市店長あてに脅迫状が届いたところから始まります。
内容は「翌7日午後五時までに指定場所に300万円を女性行員に持ってこさせないと、支店長宅を爆破する」といったものでした。
指定された7日当日は警察官50名程が周囲に張り込みましたが、この時犯人は現れなかったのだそうです。
それから4日後、日本信託銀行国分寺支店から東京芝浦電気の府中工場へ、工場従業員のボーナスおよそ3億円が入ったトランク3つを輸送中の現金輸送車であるセドリックが、白バイ隊員に停車を求めます。
運転手が話を聞いたところ、「貴方の銀行の巣鴨支店長宅が爆破され、この輸送車にも爆弾が仕掛けられているという連絡があったので調べさせて欲しい」といったもので、そのまま輸送車を調べ始めたのだそうです。
すると車体の下辺りから爆弾が発見されたということで銀行員を避難させたところで白バイ隊員は輸送車に乗り、そのまま逃走したとのことです。
実はこの白バイ隊員はバイクも身元も全くの偽物で、発見された爆弾は点火した発煙筒でした。