美空ひばりの息子・加藤和也の現在は？養子や逮捕の噂の真相も...

幼少期のデビュー直後から才能の片鱗を見せ、「天才少女歌手」の異名を持ち歌謡曲だけでなく映画や舞台などでも大活躍し、昭和を代表する歌手のひとりとなった美空ひばりさん。
147cmと小柄ながらパワフルで人を魅了する歌声が両親によって見出され、9歳でNHK「素人のど自慢」に出演した時は完成度の高さから逆に不合格になったという驚きのエピソードも。

1947年から漫談の前座歌手として地方巡業を始め、興業を通じて師匠と仰ぐ川田晴久さんとの出会いにより一層、歌唱力に味と磨きをかけた美空ひばりさん。
宝塚の岡田恵吉さんにより「美空ひばり」という芸名を命名され、映画出演をする形でスター街道を邁進していきました。

1949年「東京ブギウギ」を歌うところを買われ、女優として映画「のど自慢狂時代」出演し本格的に芸能界デビューを果たした美空ひばりさん。
続々と映画出演を続け、若干12歳で主演を飾った映画「悲しき口笛」の大ヒットと主題歌の45万枚売上という当時の史上最高記録を叩き出し大ブレイクしました。

飛ぶ鳥を落とす勢いで大スターとなった美空ひばりさんは、1957年には黄金期ともいえる活躍を見せるも、大ファンから顔に塩酸をかけられるなどの事件も。

奇跡的に後遺症などはなくその後も輝きが衰えることはなく、生涯で150本を超える映画にほとんど主役として出演、レコード大賞受賞により「歌謡界の女王」との呼び名も手に入れました。

その後、マネージャーとしても美空ひばりさんを強く支えた母をはじめ相次ぐ肉親の死や、酒・タバコの過剰摂取、加齢による衰えなどで徐々に弱っていった美空ひばりさん。
晩年は悪化した体ながら東京ドーム公演、更に最後のシングル「川の流れのように」などをリリースし、「舞台で死にたい」と最期までツアーを続けていました。

没後も高い評価を受け続け、女性は初となる国民栄誉賞を受賞するなど、現在に至るまで伝説の歌手としてその名が残り続けています。

歌手・俳優の小林旭さんと約2年間ほどの結婚生活を送った経験を持つものの、子供を作ることはなく離婚を迎えた美空ひばりさん。
しかし、美空ひばりさんには特に晩年の身の回りの世話を始め、長きに渡り公私共に支え続けた息子・加藤和也さんがいます。

実業家､音楽プロデューサー､芸能プロモーターとしても知られている加藤和也さん。美空ひばりさんの実弟である、かとう哲也さんの息子にあたり、7歳の時に美空ひばりさんと養子縁組をしました。
子供がいない美空ひばりさんに溺愛されて育った加藤和也さんは、美空ひばりさんの最期まで共に過ごし、没後も美空ひばりさんにまつわる様々な事業を手掛けています。

美空ひばりさんの養子として、浮き沈みの激しい芸能界を共に生き抜いてきた加藤和也さんですが、美空ひばりさんのブレイクまでを支えたのが山口組3代目組長の興行会社「神戸芸能社」であったことから、黒い噂が拭いきれない状況となっています。
また実父であるかとう哲也さんは山口組系の組の舎弟だったとも言われており、こちらも俳優・歌手として活躍しながらも怪しい噂に取り巻かれている存在です。

加藤和也さんに逮捕の噂が出ては消えるような状態になっているのは、この山口組との繋がりや父のかとう哲也さんの逮捕による飛び火だといわれています。
かとう哲也さんは賭博幇助容疑、拳銃不法所持、拳銃密輸、傷害など多数の逮捕歴がありますが、加藤和也さんには逮捕歴は一切ないというのが真実です。