先週末4日より日本をふくむ世界73か国で映画『ジョーカー』が公開されましたが、日本ではわずか3日間でおよそ50万人近くを動員し、興行収入は7億超えという人気を博しています。
この記事ではそんな『ジョーカー』のあらすじやネタバレを含んだ考察などについてまとめていきます。
TOP画像引用元:https://rocketnews24.com/2019/10/02/1272641/目次
映画「ジョーカー」のあらすじ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-06/PYZ6G66K50XS01「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。
都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。
笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?
切なくも衝撃の真実が明かされる!
https://filmarks.com/movies/80819
『ジョーカー』はアメリカンコミック『バットマン』に登場する架空のスーパーヴィランです。
1940年に初登場を遂げ、一話限りで死ぬ予定のキャラクターでしたが、編集上の介入によって免れた経緯があります。
ジョーカーは犯罪の首謀者として描かれ、歪んだユーモアを持つサイコパスとして登場しましたが、当時のコミックス倫理規定委員会による規制に対応し、1950年代には「イタズラをしかけるマヌケなキャラクター」となり、1970年代頃に暗めのキャラクターに戻ったのだそうです。
映画「ジョーカー」の予告動画
物語はコメディアンを夢見る、孤独ではあるが純粋で心優しいアーサーが、狂気あふれる「悪のカリスマ=ジョーカー」に変貌していく様子が描かれています。
ホアキン・フェニックス氏が演じる今作は、ジョーカー誕生の切なくも衝撃の真実が明かされる内容となっていて、ファンからの注目が非常に高いもののようですね。
映画「ジョーカー」がこれほどまでに話題になった理由とは?
https://www.udiscovermusic.jp/news/joker-film-soundtrack-cream-frank-sinatra-the-guess-who映画見て「Jokerマジでサイコパス過ぎるw」って言ってる奴いたけど、あれはサイコパスじゃないよ。あれだけ人間らしく苦しんで悲しんで必死で生きてるのにサイコパスだなんて失礼だよ。れっきとした人間だよ。これまで虐げられてきた弱者が最後の反撃をしただけ。何でもかんでもサイコパスって言うな
— 更正お姉さん (@totemo_iikodesu) 2019年10月8日
今回の物語は「社会的に虐げられていた男が悪に目覚めていく」といった非常にシンプルな内容で、観客が感情移入しやすい作品であるところから人気に火がついたようです。
彼が経験した痛みや苦しみ、悲しみというものがこれでもかというほどに伝わる内容となっているようで、「こんなにツライ映画はない」と心を痛める観客も多い様子が伺えます。
何より衝撃なのが、一部の観客は彼が悪に目覚める気持ちに共感してしまうようで、「自分と同じではないか」と錯覚してしまうようなそういったスリルが魅力の一部ともなっているようです。