小林麻央さんが通院していたクリニックがどんなところか分かったところで、一体どんな治療を受けていたのでしょうか?首藤クリニックには水素温熱免疫療法の紹介動画があります。
要約すると、世界のガンの自然治癒報告例を見ると、自然免疫力が上がったかどうかに相関性があることを発見した首藤院長。体温を上げるとHSP(Heat Shock Protein)が分泌され、がん細胞を攻撃したり体の修復をしてくれるので結果、自然免疫力が上がることとなります。そこに水素水を使うことで、酸化の状態を中和し、体を効率よく温められるので、水素を用いているようです。
症例なども動画中で紹介されていますが、どれも腫瘍マーカーが小さくなっているのが確認出来ます。
研究開発の時点では副作用や事故が1件も無く、臨床効果が得られたので、実用化まで踏み切ったとのこと。
また、現在は削除されてしまいましたが水素温熱免疫療法の紹介漫画があり、市井では様々な憶測が飛び交っています。
小林麻央さんも通ってたらしい、「首藤クリニック」に掲載されてる漫画がヤバすぎる。これあかんやろ… pic.twitter.com/SHo38N2TQD
— ヨッピー (@yoppymodel) July 3, 2017
水素水と言えば、医学的根拠があるか無いかで物議を醸していますが、この治療には医学的根拠があったのでしょうか?
調べてみたところ、一般的な療法は長い年月をかけて改善され実用化に至っているものが多く、それに比べると水素温熱免疫療法は医学的な歴史が10年程しかありません。医学的に有用だと言えるような根拠も出てきませんでした。
しかしながら効果があったと言う声も多く確認出来るので、有用性の真偽については不透明なままです。
なぜ、小林麻央さんは民間療法での治療を試みたのか
小林麻央さんのガンについての記者会見が開かれるまでの経緯を振り返ってみます。
2014年2月 しこりが見つかる
虎ノ門は白黒はっきりしないので3ヵ月後にまた来てください、と言ったが 麻央は8ヵ月後 の2014年10月に受診
2014年10月 生検 →癌だと診断
この段階で治療に取りかかれば5年生存率は90%超。虎ノ門は標準治療を勧める
→麻央さん側は首を縦に振らなかった
(空白の1年4ヵ月 …気功などの民間療法で治療していた期間)
2016年2月 聖路加病院に移る
聖路加病院「気功療法というか、全く療法にならないことを続けたせいで、瀕死の状態でした。
リンパ腺が瘤のように腫れあがっていたのです」
↓
それでも手術には至らず
聖路加病院「医師と夫婦側のコミュニケーションが不調で手術にまで至らなかった」
2016年6月9日 スポーツ報知が小林麻央の癌をスクープ、これを受けて海老蔵が会見、癌だと告白
http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1498817073/
発見の遅さと標準治療をする決意が固まらなかったのが、ターニングポイントになっていそうですね。
ネット上では、自分の体にメスを入れるのが嫌だった。姉の小林麻耶さんがスピリチュアルに傾倒していたため、民間療法で治療をしようとした。東洋学に市川海老蔵さんが凝っていたため、中国の伝統医学である療法に頼ろうとした。
など様々な意見が散見していますが、全くもって真偽の程は不明です。
民間療法での治療に後悔していた?
小林麻央さんのブログ「KOKORO」にて投稿された1つの記事が、もしかして民間療法に後悔しているのでは?と話題になっていました。
あのとき、
もっと自分の身体を大切にすればよかった
あのとき、
もうひとつ病院に行けばよかった
あのとき、
信じなければよかった
あのとき、、、
あのとき、、、
私は痛み止めを飲むのが嫌で、
でも、癌の痛みで
限界を感じて、ようやくようやく
薬を飲んだとき、
身体の痛みが和らいで、
なんだかわからないけれど、
「許されていく 」感覚がしたのです。
https://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12196624428.html
壮絶なほど後悔の念が綴られています。梨園の妻として迎えられ、倍率が高いアナウンサー業もやっていたとあれば、協調性もあり、我慢強い人だったのでしょうか。しがらみなどもあり標準治療に専念することが出来なかったのかもしれませんね。
川島なお美さんも抗がん剤での治療を拒否していました
https://www.j-cast.com/healthcare/2015/12/23253963.html?p=all2015年9月24日に亡くなった女優の川島なお美さんも、抗がん剤での治療を拒否しています。
1年9カ月にわたった闘病生活は、抗がん剤治療ではなく、民間療法を選択。免疫力を向上させる食事療法などを取り入れた。その理由を「抗がん剤の副作用でステージに立てなくなる可能性があるなら、私は最後まで女優として舞台に立ち続けたい」と周囲に明かしていた。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/09/25/kiji/K20150925011200580.html
最後まで女優でいたいということから、抗がん剤での治療を拒否した川島なお美さん。小林麻央さんも自分の命に代えられないほど、大切な何かがあったのかもしれません。
まとめ
業務停止命令が下ったクリニックと小林麻央さんの直接的な死の因果関係は無さそうです。しかし、厚生労働省に届け出もせず、人の死につけ込み高額な治療費を受け取っていた可能性もあります。
病は気からとあるように、民間療法でも患者の容態にプラスに働くこともあると思います。が、正常な判断力を欠いた状態だったと推測される小林麻央さんには、果たして効果的な療法だったのだろうか?
生前の小林麻央さんにとって、水素温熱免疫療法は無駄ではなかったと願いたい。