口唇口蓋裂という奇形で生まれてきた奇形児の赤ちゃんが、家族の手術拒否で餓死していた事がわかりました。医師のコラムで発覚したこのニュースは、ネット上で話題となっています。
今回は、奇形の顔で生まれてきた赤ちゃんがなぜ餓死したのか、児童相談所の対応は十分だったのか、口唇口蓋裂の完治した事例などについてまとめてみました!
目次
奇形の顔で生まれた赤ちゃんが餓死
http://www.suwa.jrc.or.jp/0300167.html医師として関わってきた多くの子どもの中には、忘れられない子が何人もいます。その中で、最悪の記憶として残っている赤ちゃんがいます。前回のコラムで、障害児の受容は簡単ではないと言いましたが、それが「死」という形になった子がいました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171105-00010000-yomidr-sctch&p=1
いわゆる奇形児と呼ばれる、奇形の顔で生まれた障害を持った赤ちゃん。小児外科医の松永正訓さんがコラムで語ったショッキングな奇形の顔で生まれた赤ちゃんのエピソードが話題となっています。
では、奇形の顔で生まれた赤ちゃんが持っていた病気の名前はどんなものだったのでしょうか。
奇形の顔で生まれた赤ちゃんの病名は?
https://www.youtube.com/watch?v=NhXUzNpA-ag産科から小児外科に連絡が来ました。先天性食道閉鎖症の赤ちゃんが生まれたのです。食道閉鎖とは文字通り食道が途中で閉じている先天奇形です。
赤ちゃんの奇形は食道閉鎖だけではありませんでした。 口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という奇形があったのです。口唇裂とは上唇が鼻まで裂けていることです。口蓋裂とは口腔と鼻腔を隔てている上あごが裂けていて、口と鼻の中がつながっている状態です。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171105-00010000-yomidr-sctch&p=1
赤ちゃん患っていたのは、先天性食道閉鎖症。口と胃を結ぶ食道が途中で閉じているこの奇形を持っている赤ちゃんは、ミルクを一滴も飲むことができず、難度の高い手術をすぐにする必要があるとのこと。仮に手術をできなかった場合、死に至ってしまう病だそうです。
さらに、この赤ちゃんは食道閉鎖症だけでなく口唇口蓋裂も患っていたそう。この口唇口蓋裂は整形外科の手術で綺麗に治すことができるそう。この次は、口唇口蓋裂の完治の様子を画像つきで紹介します。
口唇口蓋裂が完治した実例【閲覧注意】
口唇口蓋裂は、このコラムでも書かれているように整形外科の手術で機能的・外見的にも綺麗に治すことができるものだそう。出産直後から成人に至るまで、長い期間の治療が必要であるものの、成人する頃には綺麗に治っている例もあります。
そのため、口唇口蓋裂であっても普通通りの生活を送ることは可能で、実際に完治して普通の生活を送っている人も少なくないようです。
ここでは、口唇口蓋裂が治っていく様子を画像で紹介します。