奈良県生駒市の市職員は喫煙後45分間、エレベーターを禁止するとのルールが発表され、物議を醸しています。

「45分間」の根拠となっている論文やそれを執筆した教授、「三次喫煙」についての情報や喫煙後45分は敷地内立入禁止となっている大学の存在などについてまとめてみました!

TOP画像引用元:http://kerokero-info.com/2016/11/27/post-2667/

生駒市の喫煙45分ルールとは?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011384731000.html
「たばこを吸った職員は45分間、エレベーターの利用を禁止」などの新たな受動喫煙対策を奈良県生駒市が来月から始めることになりました。

奈良県生駒市は5年ほど前から、市役所の5階建ての庁舎内を全面禁煙とし、屋外に喫煙所を設けるなど、受動喫煙による健康被害の防止に取り組んできました。

しかし、職員から「さらに対策を強化してほしい」という提案が出され、市は来月1日から新たな対策を始めることになり、29日、周知を呼びかけるポスターを掲示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011384731000.html

2018年3月30日、奈良県にある生駒市の市職員に「タバコを吸ったら45分間エレベーター使用禁止」という驚きのルールが課せられることが明らかとなりました。

5年前から支庁内が全面禁煙とされるなど以前から受動喫煙に対する対策を先んじて行ってきた生駒市。今回の厳しいルールには産品両論あり、大きな話題となっているようです。

では、生駒市がタバコを吸ってから45分間以内はエレベーターの使用を禁じたのはどんな理由があるのでしょうか。


 

タバコを吸って45分間EV使用禁止の理由は?

https://www.whiteessence.com/why/kounai/smoking/
新たな対策は、市の全職員が対象で、喫煙後も45分間は体内から有害物質が出続けるという産業医科大学の大和浩教授の研究結果に基づき、この間のエレベーターの利用が禁止となります。

また、勤務中は昼休みを除いて禁煙とするなどの内容です。罰則はなく、職員一人ひとりの良識に委ねるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011384731000.html


──この45分間という時間はどこからきているのか。

担当者「2014(平成26)年に市の担当者がタバコ問題の研修に行った際、専門家の先生から『喫煙者から出される呼気は、喫煙後45分程度経たないと総揮発性有機化合物(TVOC)が喫煙前まで戻らない』という科学的な背景をもとにしたお話しをうかがい、市の安全衛生委員会の議論と検討を経て今回の発表となりました。ちなみに、北陸先端科学技術大学院大学さまの45分ルールは市の検討後にうかがいました」

──エレベーター内というのはどういう理由か。

担当者「やはり密室になってしまうということで、それだけ三次受動喫煙の害が大きいと判断しました。現在は5階建ての市庁舎のエレベーターだけですが、ほかの市の施設にも張り紙などで啓発していこうと考えています」

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180330-00083333/

報道によると、タバコを吸ってから45分以内にエレベーターを使用しないように義務付けた理由は、産業医科大学の大和浩教授の研究結果に「45分間は体内から有害物質が出る」という結果があったからだそうです。

なお、この論文を書いた大和浩教授は自らの喫煙や禁煙経験を基に喫煙対策や職場環境の整備についての研究を行っている人物のようです。

また、タバコを吸った人が発する有害物質による受動喫煙は三次喫煙と呼ばれているようです。


 

大和浩教授のプロフィール

http://sugu-kinen.jp/office-kinen/interview/
本名大和 浩(やまと ひろし)
生年月日1960年4月(58歳)
現職産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 教授
資格医学博士、労働衛生コンサルタントなど
趣味喫煙対策、水泳
出身校産業医科大学


 

タバコによる三次喫煙被害

https://www.j-cast.com/2017/09/25309085.html?p=all

三次喫煙とは、別名サードハンドスモークという、タバコの火を消したあとの残留物から出る有害物質が基となる受動喫煙のこと。

喫煙は、一次喫煙は喫煙者自身が肺に吸い込むもの、二次喫煙は喫煙者が吐き出した副流煙を喫煙者以外の人が吸うもの、そして三次喫煙の3つにわけられます。

三次喫煙は気づかないうちに行っている場合が多く、車両や室内の壁やカーテンなどに付着しているものも原因となるため、世界的に問題視されているものでもあります。


 

喫煙後45分は「敷地内立入禁止」を適用する大学も


先日、石川県にある北陸先端科学技術大学院大学の「タバコを吸う人は喫煙後45分経たないと敷地内へ入れず、最寄り駅から運行されているシャトルバスにも乗れない」という独自の「45分ルール」について紹介した(※1)。
このルール、あくまで喫煙者に対する啓発と行動変容をうながす目的のものだ。

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180330-00083333/

石川県の北陸先端科学技術大学院大学では、三次喫煙を防止するために、喫煙後45分以内は敷地内にさえ立ち入ることが禁じられるようになっているようです。

このような喫煙者にとっては厳しすぎるとも取れそうな施策には、喫煙者と非喫煙者との間で論争が起こっているようです。
しかし、世界的な禁煙への動きは加速しており、2020年に東京五輪を控える東京都では飲食店での全面禁煙を目指した動きも出ているようです。


 

東京五輪に向けて「全面禁煙」の動きも?

https://www.slopachi-quest.com/