グリエルの差別行為の動画は？“chinito”とダルビッシュに差別発言！ラテン系に根付く人種差別の文化とは？ネット上ではWC出場停止処分が下るのではとの意見も

キューバで生まれ育ち、17歳から国内リーグで活躍してきたグリエル選手。キューバ代表としてオリンピックやWBCなどの世界大会にも出場してきたグリエル選手は、2014年に横浜DeNAベイスターズでも活躍している日本にも縁のあるメジャーリーガー。

現在はヒューストン・アストロズで内野手として活躍しており、チームは田中将大の所属するニューヨーク・ヤンキースを下して2017年のワールドシリーズに進出しています。

米大リーグ（MLB）、ヒューストン・アストロズ（Houston Astros）のユリエスキ・グリエル（Yuli Gurriel）が27日、同日行われたワールドシリーズ（7回戦制）第3戦でロサンゼルス・ドジャース（Los Angeles Dodgers）のダルビッシュ有（Yu Darvish）に人種差別的とも取れるジェスチャーをしたことについて釈明した。

同選手には「chinito（小さい中国人の意）」という言葉を発した疑いも生じている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00000032-jij_afp-base

2017年10月27日に行われたMLBのヒューストン・アストロズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、アストロズのグリエル選手が先発したダルビッシュ投手からホームランを放った後、差別的行為をしてとして話題となっています。

Gurriel mocking Darvish?? pic.twitter.com/DsHz12HT3O

— You (@CoIIier) 2017年10月28日

問題となっている行為は、この動画にあるように、グリエル選手がダルビッシュ投手からホームランを放った後のベンチで起こりました。チームメイトと談笑するグリエル選手は、テレビ中継に映っているとも知らず、自分の手で両目を釣り上げるジェスチャーをしており、っこれがアジア人に対する差別的行為だと話題となっています。

グリエル選手の行為を差別的行為だとする報道を受け、グリエル選手はジェスチャーや発言には侮辱する意図はなかったとのコメントを発表しました。

日本にいる人を侮辱したかったわけではない。日本に対しては多大なる尊敬の気持ちを持っている。侮辱的なジェスチャーをしようと思ったことはない」

「これまで日本投手との対戦成績が良くなかったと仲間に話しただけ。攻撃する意図はなかった。不快に思ったなら、謝りたい」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171028-00000032-jij_afp-base

このように話し、意図的な行為ではなかったとしたグリエル選手。しかし、同時に差別的発言に関しては母国での習慣的なアジア人差別を意味するようなコメントを出しています。

「もし彼に不快な思いをさせてしまったならば、許しを求めたい。そういうつもりではなかったんだ」

また自身の発言については「キューバでは、すべてのアジア人を『chinito』と呼んでいる」とコメントしている

このように、chinitoという言葉はキューバでは日常的に使用している言葉だとしたグリエル選手。しかし、実はこのchinitoという言葉は単にアジア人を指す言葉ではなく、アジア人を侮辱する意味もこめられているという認識が一般的なようです。

ここからは、chinitoにまつわるラテン系の人々によるアジア人差別について、現地に住んでいた日本人の体験談などを含めてまとめていきます。